2015年度所信



すべてはここから


 皆さんは「JCに入って良かった」と思った事がありますか。

長崎にJCが誕生して62年。800名を超える諸先輩方が、長崎を想う奉仕の心を抱き、お互いがお互いを高め合う修練を重ね、そしてそこから生まれる数々の友情を育みながら、長崎に多くの活動・運動を展開してきました。また個々の会費で行われる運営、単年度制による事業の展開、そして、40歳での卒業。このJCならではの決まり事の中で、長崎JCの歴史は脈々と受け継がれております。戦後、焼野原から日本の経済は発展を続け、バブル期の到来、そして崩壊と時代の波は激しく移り変わりを遂げてきた中で、JCは常にその時代に何が一番大事かを考えながら行動する事で、我々が住み暮らす地域のリーダーとして時代を牽引してきました。しかし、昨今の社会変化の波が激しい中で、一人ひとりが、「何をしなければいけないのか」を今まで以上に考えなければいけない時がきているのです。皆さんは、いつも長崎の事を考えていますか。JC活動・運動を、言われているからやっていませんか。長崎を変えるためには、まず我々の意識改革が必要不可欠です。自分の置かれている環境を見直し、日々の努力を怠らず、メンバー一人ひとりが確実に前進する事が、未来の長崎を変える力に繋がるのです。


フットワーク


 JCは、単年度制での事業展開と40歳迄という年齢制限の中で、フットワークを駆使した若い力を有効に活用する事こそが、最大の強みであると考えます。しかし、我々が時間とお金を使い行っている運動は市民の方々に伝わっているのでしょうか。市民の意識を変革する団体として、十分に認知されているでしょうか。過去の事業を検証し、次世代へと繋がる事業を新しい形として継承していく事で、より一層地域に必要とされる団体を目指します。そのためにも、今まで以上に地域の事を深く知り、時代のニーズを的確に捉えつつ、今しかできない事に我々の若い力で果敢に挑戦していく事、そして次の時代を造っていく人材の育成こそが、我々が目指す「明るい豊かな社会」へと繋がっていくのです。


ネットワーク


 世界組織であるJC。LOM、長崎ブロック協議会、九州地区協議会、そして日本青年会議所。そのスケールメリットを十分に感じている会員は少ないように思います。全ての始まりは出会いから。自らが一歩踏み出す事で出会いは繋がり、広がっていきます。まずは、長崎JC内での出会いから始めてみましょう。そして忘れてはいけないのが特別会員の存在です。62年の歴史を培ってきた諸先輩こそが今の長崎をリードし、牽引している事は言うまでもありません。第63年度は、この偉大なる先輩方との交流により一層力を入れ、今までに無い交流の場を会員に提供します。これらの交流が活発に行われる事により、その輪を長崎ブロック協議会、九州地区協議会、日本青年会議所へと広げていく大きな力になります。「会員一人ひとりのネットワークがどれだけ広がりを見せるのか」全ては自分自身が前に進む勇気に懸かっているのです。


チームワーク


 第63年度から3年間入会者が0名の場合、長崎JCの正会員数は100名を切る計算になります。会員数の減少は組織力の低下につながる事は否定できません。組織力の低下は、事業の縮小、そして地域への影響力の低下にも繋がります。それを防ぐためにも、団体としての魅力を高め、地域の多様化するニーズにも対応できるよう、一人でも多くの仲間を増やす事が必要です。しかし、会員数が多ければ良いという問題ではありません。会員一人ひとりが「JCに入って良かった」という認識をしっかり持てた時こそ、共に学び、長崎の未来を共に考えていきたい人の顔が浮かんでくるのではないでしょうか。その人こそが我々の求める仲間なのです。今までの伝統を守りつつ、未来へと繋ぐ組織の仕組み作りをしっかり進めていく事が最高のチームを作り出し、ひいては地域でリーダーシップを取れる人財の育成に繋がっていくのです。


最後に


 第63年度は、JCを分かりやすく、会員にとって親切な運営を目指します。実際、私も知らない事が多くある中で、JCを通してたくさんの学びや気付きの機会をいただきました。JCには多くのチャンスにありふれています。それをものにするのは自分次第です。そのためにも、過去に囚われる事無く、この先の長崎JCを守り続けていく後輩達のために新しい取り組みに果敢に挑戦しながら、より良い環境を目指し、しっかりとした運営体制を構築していく事が第63年度の役目と感じております。JC運動をより良く理解し、少しでも多くの機会に触れ、参加しやすい環境作りと多くの交流の機会の提供する事により一人ひとりが成長していく。必ず「JCに入って良かった」と全会員に感じていただきます。そして忘れてはいけないのが自分を支えてくれている人の存在です。JCで学び、感じた事を会社や家族にフィードバックし、公私共に充実した一年を過ごしていきましょう。まずは、自分自身の成長から。仕事も一生懸命、JCも一生懸命。そして愛する家族にも一生懸命。「日々の努力」を忘れず、「日々前進」をする事で、必ず今までに無い自分に出会えると思います。私たちの愛する長崎の未来のために少しずつ、共に進んでいきましょう。