長崎青年会議所とは
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2016年度所信

 皆さんは、数ある団体の中から何故長崎JCに入会されたのでしょうか。様々な理由や目的があるでしょう。しかし、今一度考えてみて下さい。16万円という年会費を払い、自らの時間を使い大変なことに取り組むこの組織は、63年もの歴史があり、現在の会員数は約180名、卒業生は800名を超えています。何故この組織がなくなることなく存続し続けるのでしょう。やはりそこには、取り組んだ者だけが手にできる大きな「価値」があるからではないでしょうか。第64年度は、皆さんがこの「価値」を見いだせるよう、共に活動していきたいと考えています。

 世界遺産登録や九州新幹線西九州ルートなど、長崎のまちはこれまでにない大きな変化を迎えようとしています。我々はJCとして、そして青年経済人として、何を求められているのか、何ができるのかをしっかりと見極めて活動していく必要があります。まずは、今後の長崎のまちについてしっかりと学び、情報を持ちましょう。それを基に今ある事業をより良いものしていくことは当然ですが、もし行政や市民より求められるものがあるならば、求められた以上のものを作り上げるのがJCの醍醐味ではないでしょうか。それと同時に、JCで学んだものを各々の会社に持ち帰り、フィードバックすることで、会社や自身のスキルアップに繋げていくことも重要です。

 学校教育の問題がニュースを賑わす昨今、子を持つ親世代の我々は何をしなければいけないのでしょう。学校教育だけに任せてしまうのではなく、自分自身のことと捉え、眼をそむけずに子どもと向き合っていく必要があります。社会に出れば競争社会という現実が待っています。その競争社会に打ち勝つためにも、あきらめない心、困難に立ち向かう心を醸成する必要があります。子どもたちが自信を持って社会に巣立てるよう、まずは我々が、大人として、親としてしっかりと向き合い、子どもという未来の宝を育てていきましょう。

 人口が減少していく中、今後も長崎JCが現在の会員数を保っていくことは至難の業です。更には今後3年間で約70名がこの組織を卒業します。これは現在の会員数の約4割にも上ります。数が全てとはいいません。しかし、長崎のまちのために活動しよう、自らを成長させようという仲間は多ければ多いほど、大きな力になることは間違いありません。そのためにも、皆さんがその意識を持って仲間を増やす活動に取り組んでいただきたいと思います。

昨今は入会年数が短い会員が多いですが、スキルを持つ会員は非常に多いと感じています。しかし、どんなにいい事業を作り上げても、その想いが弱ければ周りには伝わりません。又、想いがあっても、伝えようとしなければ伝わりません。そうならないためにも、内外へ向けて様々な手法での情報発信は必要不可欠です。しかしながら、情報発信が一方通行にならないよう、まずは我々一人ひとりがその想いを知る努力をしましょう。皆さんには、会費を払う者としてどのような事業が行われているのかを知る権利があると同時に、会に属する者としてその事業に参画する義務があります。「百聞は一見に如かず」といいます。まずは、長崎JCがどのような活動を行っているかを知り、参画することで想いを感じて下さい。

JCの素晴らしい仕組みの一つは、毎年組織が一新する単年度制です。しかしながら、全ての物事には長所と短所があります。やはり単年度制であろうと、63年間諸先輩方が紡いできた不変のものはしっかりと継承していく必要があります。何故63年もの歴史があるのか、青年会議所とはどうあるべきかという本質の部分を再確認するために、今一度原点に立ち返ってみましょう。それを踏まえて、今後の組織の在り方を中長期で考えることも必要ではないでしょうか。そのことが今後の長崎JCの更なる発展に繋がると確信しています。

会員が活動していくうえで、組織のバックアップは欠かせません。会員の年会費からほぼ全ての事業を執り行う以上、その責任をしっかりと自覚し、諸会議などの円滑な運営とルール作りに取り組んでいく必要があります。又、運営のバックアップだけではなく人的なバックアップも必要です。仲間が困っているときに我々が助けないで誰が助けるのでしょう。仲間を一人にしないで下さい。仲間を想う気持ちを忘れないで下さい。今の自分にできることをしっかりとやっていきましょう。会員一人ひとりがこの気持ちを持つことで、長崎JCが一枚岩となり、組織の強化へと繋がると考えます。

 青年会議所で活動していくうえで、最も大切なことは楽しむことだと思います。しかし、ただ楽しいだけでは、やがてこの組織は衰退していくでしょう。大変なことがあるから楽しさがある。一人では苦しいが、仲間がいるから楽しむことができると私は思います。その先には必ず大きな「価値」を見つけることができるでしょう。皆さんがそれを見つけたときには、長崎JCの存在価値はより大きなものになると確信しています。皆さんが誇りと自信を持って、堂々と長崎JCの会員だといえるよう、覚悟を持って1年間取り組んでいきたいと思います。