理事長所信

理事長光冨 英治
●初めに
JCとは何の団体であるのか。一言で言えば「市民意識変革団体」であります。その団体の構成員である我々には当然市民の意識を変化させるべく行動していくという確固たる意志が求められます。そして確固たる意志を実践するためには、我々の「本気」で取り組む姿勢が必要であります。その姿勢なしに、市民には何も伝わりません。昨今の複雑化した地域の諸問題に立ち向かうためにも、今こそ我々の「本気」を出すべきであると考えます。しかし、我々が事業を構築していく上で我々JCの単年度制という特徴のなか、何を行うことが最大の効果を生むことができるのか、先をしっかり見据えて行動しなければなりません。

●我々が愛する長崎
人口減少や人口流出が進む昨今、これらの問題に対して我々ができること。それは「郷土愛」の醸成ではないでしょうか。確かに進学や就職などで県外に出ることはどうしても否定できません。しかしながらその後、長崎に戻りたい、長崎でまた暮らしたいと思うきっかけは何でしょうか。それは長崎を愛する心、すなわち長崎に対する「郷土愛」であると考えます。確かに、就職先の豊富さや生活における利便性では他の地域に遅れを取っている部分もあります。しかしながら、それを補い得る長崎の文化や習慣、風土など、十分な魅力を感じることができたとき、人口減少・流出に歯止めをかけることができるのではないでしょうか。我々が長崎を愛することと同じように、若年世代がもっと長崎を愛することができるよう、今から「本気」になって向き合い、接していくことができれば、必ず長崎に対する「郷土愛」は醸成できると考えます。

●長崎の未来の創造
この長崎の5年後、10年後、20年後を考えたことがありますか。そのとき長崎はどのように変化していると思いますか。新幹線の開通や県庁、市役所の移転、又、インバウンドによる観光消費の拡大など、経済を含めた今後大きな転換期を迎えます。それが好転するのかどうか、それは未知数です。その未知のなかで、我々JCがこの大きな転換点においてできることは何でしょうか。各種施設の整備やその提言などハード面に関する事業は、単年度制という団体の特徴のため、その活動にアプローチすることが困難な場面が多くあります。しかし、今まで諸先輩方が行ってきたイベントへの参画など、ソフト面においては非常に大きな役割を担ってきました。そして、それらの活動は今日まで地域を活性化する事業として根付いています。このようなソフト面の充実を図ることによる経済活動などの活性化、それに伴う交流人口の増加が、長崎の未来を創造する一助になることは間違いありません。長崎は観光都市としてどのように発展していくべきか、今一度その手法を模索し、より一層市民に浸透させるべく、力強く活動・運動を推進していきたいと考えます。又、長崎はかつて貿易により国際都市として一時代を築きました。そして今、海外からの観光客や留学生の増加により、改めて国際都市として発展する、新たな可能性が芽生え始めています。この機に更なる国際交流を進めていくことは、長崎の未来を創造する一つの架け橋になると確信します。

●事業を遂行する原動力
我々が地域に対しての活動・運動を行っていくに当たり、会員の数はどうしても必要不可欠です。会員の数は我々の運営費にも直結し、更には活動・運動の原動力にも影響を及ぼします。つまり会員の拡大は我々の生命線であり、その手法は常に最適であることが求められます。長崎における経済活動が縮小するなか、我々の仲間となる青年経済人も当然減少していることは明らかです。そのような現状を踏まえ、ここで今まで行ってきた会員拡大活動の手法を見直すことも必要ではないのでしょうか。確かに、今まで諸先輩方が築き上げてきた拡大に対する洗練された手法が今日にも受け継がれています。しかし、ただ引き継ぐのではなく、その一歩先に進んだ手法を築き上げていき、より一層効果的な「本気」の拡大活動を目指したいと思います。又、新しく入会してくる会員に対して、会員全員が先輩としての背中を見せられるのでしょうか。我々は青年経済人であるがゆえ、その自分自身の資質を向上し続けることが求められます。団体としてのより大きな原動力を生み出すためにも、会員個々の更なる資質向上は急務であります。そして、個々の力を最大限に発揮し、この組織を取りまとめ、円滑な運営を行うべく、今まで以上に改善と効率化を図っていく必要があります。

●情報の発信と共有
我々、長崎JCが行う事業が地域に伝播していくためには、地域に対して広く発信していく必要があります。まずは長崎JCという団体の認知度を向上させることで、我々が行う活動・運動をより効果的に発信していくことができると考えます。決して我々の自己満足で終わることなく、日々情報を発信し続けたいと考えます。又、多くの情報を会員間で共有することも必要不可欠です。他のLOMに比べ、長崎JCには非常に多くの会員が在籍しています。その多くの会員が向かうべき方向を確認し、そしてその方向に向かって「本気」で動いたとき、それはとてつもないパワーを生み出します。個の集まりである組織体として、一つひとつ確認を怠ることなく、そして相互的に補完し、活動・運動に邁進して参ります。

●JC、そしてJayceeとして
今年度、九州は非常に熱い年になります。それはASPAC鹿児島大会の開催、そして全国大会宮崎大会の開催です。我々のスポンサーJCである宮崎JCには、設立から今日までいただいたご支援に対し感謝の心での応援をしなければなりません。又、この九州内において、ASPAC(アジア太平洋エリア会議)という国際大会が開催されることは非常に貴重な機会であります。長崎JCとしても積極的にコミットし、JCが世界組織であることのスケールメリットを感じていただきたいと思います。又、各種会議・大会は本当に貴重な体験ができる場であります。JCだからこそ参加することができるフォーラム、そして多くの人との出会い。参加しないという選択肢はデメリットしかありません。是非とも一つでも多くの会議・大会に参加していただき、貴重な機会を掴み取っていただきたいと思います。
又、昨年調印された青年3団体の共同宣言では、その結果を出すことを急ぐのではなく、まずは各団体の強みや特徴をしっかりとお互いが把握し、そして活発に意見を交換することで、未来の長崎に対し、どのような施策を実行することができるのかを模索していきたいと思います。

●最後に
長崎大学の故永井隆博士の言葉に「如己愛人」という一節があります。これは、自分を愛するかの如く、隣人を愛しなさいという意味です。長崎市に投下された原子爆弾により被爆され、最愛の方を失くしながらも、被災者の救護活動を必死に行った永井博士の愛と平和を強く願った精神であります。我々にとってのこの隣人とは誰を指しているのでしょうか。私が思うに、この長崎に住み暮らす人々、この長崎という地域、ひいては世界全体であると思います。そして、この隣人に対して深い愛情を持って接すること、このことこそが、JCの目指す「明るい豊かな社会」に近づくことになるのではないでしょうか。確かに我々は一青年経済人として、各々の社業の繁栄も重要です。しかし社業の繁栄と同じくらいに、地域の繁栄も考えなければなりません。そのためには、中途半端な気持ちでは決して通じません。「本気」で向き合うということを、自分ができるところから始めていきましょう。我々が愛してやまないこの長崎という地域を変革する、大きな大きな原動力とするために。

各室・専務 運営方針

 地域室

副理事長運営方針

副理事長近久 宏志
長崎は、鎖国時代に唯一海外に開かれた窓口として、特に人の交流によって栄えた都市であり、歴史、伝統、文化、景観など、他の都市にない豊かな地域資源があります。しかしながら、その魅力を今このまちに住み暮らす子ども達や我々責任世代である大人達はどれだけ理解し、重要と捉えているでしょうか。又、現在の子どもの教育や子育て環境への関心は一体どれくらいの人が危機感を持っているでしょうか。現在、子ども達の自尊感情の乏しさ、規範意識及び人間関係を形成する力の低下などが指摘されております。我々は、これらの問題に向き合い、主体的で能動的な行動を起こしていく必要があります。
そのためには、既にある地域の魅力や価値を再認識し、地域行事への積極的な参加を行い「ひと」の交流を増進させます。そして、地域活性化を目的とする諸団体と相互の価値を高め合い、地域の魅力を向上させるために、ともにまちづくりについて考え、長崎の未来を創造します。更に、次世代を担う子ども達が、人との出会いや様々な価値観に触れながら経験を積むことで、道徳心や社会性を育む機会を創出します。
明るい豊かな長崎を実現するためには、市民一人ひとりがまちに愛着や誇りを持ち、その市民と市民が繋がりを持つことが重要です。我々がその実現の大きな原動力となるよう本気で活動していきます。

地域室運営方針

地域室長山本 裕人
長崎JCは、65年の長きに渡り、多くのまちづくり運動を展開してきました。これまで行ってきた運動は市民に浸透し、地域活性化の役割を担ってきました。しかし、人口減少や少子高齢化などによる地域コミュニティ機能の低下など、長崎のまちを取り巻く環境は変化し続けています。これから先も地域を活性化していくためには、まちの未来を創造できるまちづくり運動を推進する必要があります。
まずは、地域活性化に向けたまちづくりを推進するために、これまで長崎JCが行ってきた事業の検証や研究を行い、地域の魅力や価値を再認識します。又、会員のまちづくりに対する意識醸成を図るために、市民や観光客と直接触れ合う機会を提供します。そして、これからのまちづくり運動を推進するために、行政や同じ地域活性化に取り組む各団体と連携し、お互いの価値を高め合うとともに市民へ地域の魅力を広く発信します。更に、まちづくりに主体的な市民を増やすために、会員と市民がともに地域の魅力を活かすまちづくりを考える機会を創出します。
我々会員が本気でまちづくり運動を推進することで、地域の人々との共感が生まれ、まちへの愛着を持つひとが多く育ち、まちの未来を創造することにつながります。我々が愛してやまないまちのために、その推進力となるよう地域室一丸となって本気で活動していきます。

地域推進委員会事業計画書

委員長深堀 祐輔

1.基本方針「本気の行動が長崎愛を醸成する」
長崎は交流人口増加に伴う「交流の産業化」が期待されていますが、定住人口の減少という根本的な問題を抱えています。我々が住み暮らす長崎がこれからも魅力あるまちであるためには、我々長崎JCが今後もまちづくりに対し真剣に全力で取り組むことが必要です。更に、各種行事で市民の長崎愛を醸成するとともに、まちを想い、自分たちのまちは自分たちで創るという意思を持った市民を一人でも多く増やすことが重要です。
長崎ランタンフェスティバルでは、長崎JCが積み重ねてきた経験を活かしながら新たな取り組みを行い、会員が市民及び観光客と直接触れ合い、交流することのできる機会を提供します。事業を通じて会員のまちづくりに対する意識醸成を図るとともに、市民が長崎の魅力に触れながら楽しんでいただくことのできる取り組みを行います。そして、ながさきみなとまつりでは、行政や地域活性化という共通の目的を持つ他団体と連携することで、より多くの市民に長崎の魅力を感じてもらう機会を提供します。同時に、会員と市民がともにこれからのまちづくりに対して考えることのできる機会を創出し、市民のまちづくりに対する意識醸成を図ります。又、我々が住み暮らす長崎の地域活性化の一助とするために、まちに魅力を感じ、まちづくりに積極的に参加する意思を持った会員と市民が、より多くの市民を巻き込んだまちづくり運動を展開します。地域活性化に向けて市民と協働する事業を行うことによって、市民一人ひとりの積極的な行動こそが魅力ある長崎を創ることを体感していただきます。
我々一人ひとりの本気の行動は、市民のまちに対する愛着を生み、まちのために行動する市民をつくり、まちの未来を創造することにつながります。長崎を愛する人を一人でも増やし、ともに長崎を活性化することができるまちづくり運動を推進します。

2.事業計画及び日程

 未来室

未来室運営方針

未来室長湯口 智
子ども達は、家庭、学校、地域とつながりを持ち、豊かな人間性や多様な個性を育んでいます。しかし、長崎に住む若年層は進学、就職などにより、まちを離れてしまうという問題があります。又、家庭環境による児童虐待などの問題も少なくありません。我々は、これらの問題に対し、若い世代がまちの魅力を感じ、郷土に誇りを持ち、心豊かに成長をするために、希望に満ちあふれる未来に向けて青少年育成を行うことが必要です。
まずは、長崎で学ぶ学生達が多くの人や物事と触れ合うことにより、自分が住むまちの遷り変わりや他都市にはない魅力について学び、知識を深め、郷土への想いや愛着を醸成する機会を提供します。更に、若い世代が直面している今日的課題について、我々が情報や考え方を会員間で共有し見識を深めるとともに、若い世代が夢や希望の実現につなげるため、会員がこれからの青少年育成について考える機会を提供します。そして、将来まちの発展を担う世代が日々生活をする社会へ積極的に関わる中で、豊かな人間性を育み意欲的に長崎の未来を切り開く人材となっていただくための機会を設けます。
次の世代を担う若者一人ひとりが、将来に対し夢と希望の実現を目指し、又、会員が若者の将来のために行動する想いを強めていただけるように、我々は青少年の光り輝く未来のために本気で活動・運動していきます。

未来創造推進委員会事業計画書

委員長安中 忠司

1.基本方針「人、郷土を思いやれる子ども達を育てる」
近年、地方から都市圏への若年世代の人口流出は、我々が住まう長崎でも深刻な問題の一つです。又、地域における地縁的なつながりの希薄化や家庭環境の変化により、社会的養護や人間関係の構築を必要とする子ども達が増えています。これらの問題に対し、我々は子ども達の郷土愛を育むとともに、人と人とのつながりを大切にできる子ども達を育成する必要があります。
まずは、次世代を担う子ども達が、成長の中でまちの資源や魅力を知り、自分達の生活するまちが誇ることのできる都市であることを学ぶ場を提供します。そして、子ども達が郷土に対する知識と愛着と自信を持つことで、将来、生活や就職の場を選択する際、長崎がその選択肢として挙げられる一助になる事業を実施します。次に、社会的養護を必要とする子ども達の多くは、施設、学校以外の地域の人達とコミュニケーションをとる機会が少ないなどの問題を抱えているため、会員がこのような現状を学び、多くの大人とふれあう機会を提供することで、子ども達に人と関わることの喜びや大切さを感じてもらい、お互いに豊かな人間性を育むことのできる事業を実施します。更に、親子が一つの目標に向かい、協力する中で築かれる絆や信頼関係を育むことができる場を設けます。子ども達には、今後の生活において安心感や自信を与え、人を思いやる気持ちを培っていただくとともに、子ども達の親には、子どもを思う気持ちをより一層実感していただき、改めて子育てにおける愛情の大切さや、今後の子ども達とのふれあい方について考えることができる事業を構築します。
子ども達が郷土愛を醸成し、人との絆や信頼関係を築くことで、まちの明るい未来の担い手となります。会員が事業をとおして、子ども達が成長の中で人との関わりを持つことの大切さを学ぶことで、今後の子ども達の育成につながるよう、我々が全力を尽くします。

2.事業計画及び日程

 連携室

副理事長運営方針

副理事長峰 栄樹
長崎JCは、常に「明るい豊かな社会」のため情熱を持って活動・運動を行ってきました。今後も郷土愛を思う青年経済人としての誇りと自覚を持って一歩一歩確実に歩みを進めて行かなければなりません。そのためには、会員一人ひとりが積極的に青年会議所活動・運動に参加し、同じ思いを持って組織としての大きな力に変えていくことが何よりも大切です。
我々が行動しなければ未来を変えることはできません。変化には時に闘いが必要です。自らの力を最大限発揮し、仲間と助け合い、より良い長崎の未来を次世代に残すべく本気になって闘っていく。その中で新しい発想や価値観を享受し、この連携を昇華させていくことが責務であると考えます。又、他地域の青年会議所、各協力団体についても、それら連携から生まれる大きな創造力は、個の力だけでは生むことのできない地域発展に向けた大きな可能性を持っています。今一度、それら組織、団体との連携から地域に還元するべく活動・運動を継続していくことが、地域の人々に想いが連鎖し、「明るい豊かな社会」の理想実現に近づく一歩となるのではないでしょうか。
JCは単年度制ですので、この限られた時間を無駄にすることなく本気で自分の役割へ立ち向かい、一人ひとりが誰かのために何かできることが必ずあるはずです。修練・奉仕・友情の先には、更に力強い長崎JCがあると信じております。

連携室運営方針

周年企画室長赤瀬 直樹
長崎JCは、「明るい豊かな社会」の実現に向けて、長崎のまちのために65年間の活動・運動を引き継いできました。今後も現状に満足するのではなく、時代のニーズを捉えながらも、将来の長崎を見据えた活動・運動を行う必要があります。そのためには、会員一人ひとりが様々な事業に確固たる意志を持って参画し、新たな経験を積み重ね、自己の成長につなげていくことが重要です。
JCだからこそ参加できる各種大会、その先での数多くの体験をとおして、会員に様々な学びの機会を提供します。それらに参画していただくことにより、JCのスケールメリットを体感していただきます。又、地域活性化という同じ方向性を持つ他団体との連携を図り、交流をとおして会員の地域に対する意識の醸成につながる機会を設けます。更に今年度は、九州内において、全国大会、JCI ASPACが開催されることから、長崎という枠組みにとらわれず九州、日本、更にはアジアにまで視点を広げた連携を図り、会員にとって貴重な経験ができる機会を提供します。
様々な機会で得られる経験が会員一人ひとりを大きく成長させます。個々が成長することで組織も成長し、組織としての成長は、今まで以上の高い意識と志を持った、新たな長崎JCとなり、その結果、地域の原動力につながると確信しています。

協働推進委員会事業計画書

委員長馬場口 匡利

1.基本方針「新たな経験と、魅力ある長崎の発信」
近年長崎では、人口減少が深刻な問題となっている中、県外だけではなく、外国からの観光客は増加傾向にあり、長崎の知名度は国外においても注目を集めています。この機会を逃さずに、長崎JCが率先して各種大会に参画し、まちの魅力を日本国内、更には海外へと発信することで、より多くの方々に知っていただくとともに、長崎が抱える諸問題解決の助勢となり、まちの発展につなげることが必要です。
今年度は長崎JCが主管となり、九州地区JCサッカー選手権大会を開催します。九州各LOMから特別会員と現役会員を合わせ、およそ600名の参加者が予想されることから、今大会を開催することで、まちの活性化につなげるとともに、長崎の魅力を実際に感じていただける機会とします。そして、九州各会員同士の交流を深めていただき、お越しいただいた会員に長崎を思う存分楽しんでいただけるよう、全力で大会を運営します。又、長崎JCのスポンサーJCである宮崎JC主管で全国大会が開催されます。全国各地から集う会員に対して、長崎の魅力を発信できる機会を設け、全国大会が盛況に行われるよう、長崎JCとして参画し、積極的な支援を行います。そして、数少ない国際交流ができるJCI ASPACが鹿児島で開催されますが、本大会は毎年アジア各国からからおよそ1万人のJC会員が参加する大きな大会です。グローバル社会を生きる私達にとって、国内外に向けて長崎を発信する最高の機会となり、参画することによって得た新たな経験と学びを長崎に持ち帰り、今後の活動・運動につなげます。
我々がまちのことを本気で想い、各種大会に進んで参画し、魅力溢れる長崎をより多くの方々へ伝えることは、まちの活性化への一助となります。長崎JCが目指す、「明るい豊かな社会の実現」へと近づくために一路邁進の想いで活動します。

2.事業計画及び日程

渉外委員会事業計画書

委員長溝江 琢也

1.基本方針「人と機会を繋ぐ架け橋となるために」
JCに所属する会員は、毎年開催される各種大会・会議へ参加する機会が提供されています。しかしながら、学びや交流の機会を逃している会員も少なからず存在しています。そのため、会員が積極的に学びや交流の機会に参加し、個々の成長そして組織全体が成長できる体制を組織全体で整えることが必要です。又、各種大会・会議や、他団体との交流をより多くの会員に参加していただけるよう、対外事業の魅力を会員全体に伝えることが必要です。
まずは、委員会報告や委員会回りをとおして各種大会・会議が開催される意義、目的を明確に伝え、それぞれの内容を理解し参加することで得られるメリットを伝えます。又、会員一人ひとりがスケジュール調整をできるように早い段階で周知し、情報提供ができるよう努めます。更に、過去に対外事業への参加経験がある会員と連携を図り、各委員長、局長に協力をお願いし、各委員会の貴重な時間の中で効果的な動員活動に努めます。本年度は、神戸JC・長崎JC定例会議が長崎で開催され、代々変わらぬ友好関係を今後も永続できるよう、会員に開催趣意を伝え、今まで以上の友好関係を築きます。又、鹿児島で開催されるJCI ASPACでは、アジアと九州の交流をとおして有益な情報交換が行われ、相互文化理解は会員一人ひとりの学びの機会となります。更には長崎JCが副主管として参画する第67回全国大会宮崎大会では、多くの会員で参加することで宮崎JCの支援にもつながり、会員にとっても新たな経験や学びの機会となります。又、地域においては長崎の更なる発展を願う、長崎青年3団体がそれぞれの強み・弱みを把握し、活発な意見交換が行える機会を設けます。
各種大会・会議に参加することで得られる経験は、会員一人ひとりの成長に必ずつながります。その一人ひとりの成長がJCという組織の原動力となり、JCの目的である「明るい豊かな社会」の実現を可能にすると確信します。

2.事業計画及び日程

 会員室

副理事長運営方針

副理事長西野 啓至
我々が住み暮らすこの長崎は、少子高齢化に加え、人口流出に歯止めが利かず、現在進行形で人口減少の一途をたどっています。これはすなわち、経済にも影を落とすことになり、長崎経済の見通しは先行き不安な状況です。長崎を愛する我々青年経済人は、こういった地域の諸問題に対して積極果敢に挑まなければなりません。しかしながら、地域の再興のためには我々だけが行動を起こすのではなく、市民の意識を変革することも必要不可欠です。
長崎JCの65年間の歴史の中で育まれた組織の存続、そして今まで先輩方が培われてきた各事業を継続し、更に発展させていくために要する事業費を捻出するためには、人材確保は我々の急務です。会員一人ひとりが人材確保の重要性を認識し、全会員が同じベクトルで取り組まなければなりません。しかし、ただ人材を集めることが我々の最終目標ではありません。人を集めて交流するだけでは他の団体と何ら変わりがありません。JCのJCたる所以とは何でしょうか。それは、会員同士が同じ志で愛する地域のために切磋琢磨することで成長するところです。すなわち我々の最大の使命は、人材から「人財」を育成することです。
長崎を想う仲間を一人でも多く増やすことだけに満足することなく、彼らを市民の意識を変えることのできる若き地域の「人財」となるよう育成することこそが、長崎をより明るい豊かな社会へ導く推進力となると確信し、全身全霊で果敢に取り組みます。

会員室運営方針

会員室長末永 敬一朗
長崎JCは「明るい豊かな社会」の実現のために、地域に根差した事業を実施し、長崎のオピニオンリーダーとして様々な運動を展開してきました。しかし、組織の原動力となる会員は毎年の卒業を機に減少していきます。今後の地域発展に向けて継続した運動を展開していくためにも、会員の確保が必要不可欠です。更に、地域に必要とされ、市民の意識を変革できる会員を一人でも多く育成するために、会員の資質向上を図ることも必要です。
会員が同じ志を持って会員拡大活動が行えるよう、活動の意義・目的を再認識していただくことで、会員拡大活動に対する意識醸成を図ります。更に、先輩方が培ってこられた手法を継承するとともに、新たな手法を取り入れた会員拡大活動を行い、地域の未来を担うべき人材を一人でも多く増やすことに努めます。そして、新しく入会した会員には、JC活動・運動の意義や長崎JCの歴史を学ぶ機会を提供することで、JAYCEEとしての心構えを伝えます。又、長崎JCの大きな原動力を生み出すためにも、委員会の垣根を超えた交流を図るとともに、会員一人ひとりの更なる資質向上の機会を創出します。
地域発展のために切磋琢磨できる会員が増えることで、地域に対して継続した運動を展開することができます。そして、会員一人ひとりが率先して行動できる「人財」へと成長することが「明るい豊かな社会」の実現につながると確信し、1年間本気で取り組みます。

会員拡大委員会事業計画書

委員長山崎 祐紀

1.基本方針「全会員で取り組む会員拡大活動」
長崎JCは65年の長きに渡り、地域の諸問題に対して、様々な取り組みを行ってきました。しかし、組織の原動力となる会員は毎年卒業を機に減少します。これからも地域の課題に対して積極果敢に挑むためには、同じ志を持った会員を増やすことが必要不可欠です。又、会員拡大活動は全体事業です。より多くの会員を増やすためには、全会員が当事者意識を持って、会員拡大活動の意義・目的を十分に理解し、推し進めていかなければいけません。
まずは我々が地域に根差した活動を行なっていることを、拡大対象者とその関係者に知っていただき、入会への後押しとなるよう、JCの歴史や活動内容を記載した入会案内資料を作成します。更には、SNSを活用して長崎JCの情報を発信することで、全会員が会員拡大活動に取り組むための一助とします。そして、拡大対象者の情報を共有し、全会員で会員拡大活動を推進していくために、会員拡大会議を定期的に開催します。会員拡大会議では、拡大幹事及び参加した会員の会員拡大活動に対する意欲向上を図る機会を設けるとともに、会員拡大活動の意義・目的を再認識していただき、全会員で会員拡大活動に取り組むための重要な会議とします。又、正会員一人ひとりが拡大対象者に対して、長崎JCの魅力を伝えることができる機会を創出します。そして、新たに迎え入れた会員が主体となって企画運営を行う事業を実施することで、1日でも早く長崎JCの魅力を理解していただき、積極的な活動が行えるようにします。この事業に参画した会員がJCの三信条である「修練」「奉仕」「友情」を学び、JAYCEEとしての自覚を持って積極的な活動が行えるよう支援します。
一人でも多くの会員が増えることで長崎JCの活性化につながります。そして、我々がこれまで先輩方から受け継がれてきたJC運動を継承し、「明るい豊かな長崎の実現」への礎となるよう本気になって会員拡大活動に取り組みます。

2.事業計画及び日程

会員開発交流委員会事業計画書

委員長当麻 葵

1.基本方針「長崎JCの大きな原動力となる本気の人財づくりと交流」
近年、長崎JCでは在籍年数の短い会員が増加傾向にあり、会員同士の交流が希薄化し、JC活動・運動に対する意欲や認識が不足しています。その一方で、経験の浅い会員が長崎JCの運動を発信していく上で、多くの役割を求められています。これからも、我々が同じ志を持って運動を展開し、市民の意識を変革できる会員へと成長するためには、会員の資質向上及び会員相互の交流を図る機会が必要です。
まずは、正会員を対象に「JCとは何か、何のためにするのか」というJCが持つ本質や存在意義を再認識していただき、自ら率先してJC活動・運動に参画する意欲向上を促す機会を創出します。そして今年度、厄年を迎える会員に対し、無病息災を祈願する厄入り清祓いを行います。又、初老を迎える会員の意向を伺いながら初老祝賀会を企画し、現役会員と特別会員との交流が深まる会を運営します。次に、仮入会員を対象として、これからのJC活動が実り多いものとするため、JC活動・運動の意義や魅力、長崎JCの歴史を学んでいただける研修を行います。仮入会員が研修に参加し、組織を理解していただくとともに、今後様々な事業への積極的な参画を推進していきます。更に、懇親会を開催し、仮入会員及び現役会員の交流を深めていただく場を設けます。そして、会員同士の友情を育むためには、仲間を知ることが大切です。JC歴に関わらず、様々な業種の知識や経験、情報を持った会員同士の積極的な交流を行う機会を提供することで、新たな友情や気付き、成長が生まれ、会員の更なる資質向上につながります。
会員の資質向上と会員同士の交流をとおして、全会員が同じ志を持って運動を展開し、一人ひとりが力を最大限に発揮できる「人財」へと成長することで、地域発展に向けて大きな原動力となり、明るい豊かな長崎の実現につなげます。

2.事業計画及び日程

 会務室

副理事長運営方針

副理事長寺岡 誠三
JCは単年度という形態をとおして毎年組織が刷新され、新陳代謝を繰り返し、時代に沿った方法で地域のために様々な運動を展開し、市民意識変革団体として活動を行ってきました。今まで以上に我々の活動・運動を地域へ伝播するためには、我々が行う活動・運動の方向性を共有することで意識を統一し、我々の情報を対内外へ発信する必要があります。
まずは、全正会員が本年度の活動・運動の向かうべき方向性を確認することで、統一した意識を醸成することができる機会の提供を行います。全正会員が一同に会することで、全正会員へ向けて対内的な情報の発信を行います。そして、学びの機会や交流の機会とすることで、会員一人ひとりが自己の成長につなげ、積極的に活動・運動へ邁進できるようにします。他方では、我々の活動・運動を対内外へ向けて広く効果的な情報発信を行います。日々の情報を発信し続けることは勿論のこと、他の委員会との連携を深め、様々な媒体を使用して即効性のある情報発信を行います。更に、特別会員への情報発信の方法を再検討し、特別会員へ我々の活動・運動を積極的に伝えるための情報発信の方法を模索します。
会員一人ひとりが同じ方向性を有し自分自身と向き合い、当事者意識を持って「本気」で活動・運動に邁進すること、対内外への情報発信をとおして我々の活動・運動を広く伝播することで、我々が住まう地域を変革する大きな原動力となる長崎JCの構築を行います。

会務室運営方針

会務室長岡部 真悟
長崎JCではその時代に沿った形で地域のために様々な運動が展開されてきました。我々の運動を効果的に実施し、より良い地域への変革につなげていくためには、組織として共通の理念や方向性を会員一人ひとりが認識し、更には様々な意見の交換を行い、情報の共有や確認をすることが重要です。又、我々の活動・運動を対内だけではなく対外にも、広く認識していだだき、更には共感していただくことも重要です。
まずは、全正会員が一堂に集う場である例会を提供します。我々の目指す方向性や情報の共有及び確認をし、様々な意見の交換をとおして、組織の一員としての連帯感を育みます。又、自己成長の機会を設け「本気」で活動・運動を実施するための確固たる意志を醸成します。次に、情報発信媒体の中から最適なものを選択し、長崎JCの方向性や活動・運動について、様々な角度から取材を行い、即効性がある情報発信を行います。発信する情報により、正会員に活動・運動への参画意欲や当事者意識をより向上していただきます。更に特別会員に対し、我々が実施している活動・運動を今まで以上に認識いただく情報発信を行います。
全会員が組織の理念や方向性を共有し連帯感を持って運動を実施し、広く情報発信を行い、対内外へ長崎JCの活動・運動を認識し共感していただくことで、長崎JCが地域の変革への原動力を担う組織となるよう邁進していきます。

例会委員会事業計画書

委員長小栁 真一

1.基本方針「会員参画型例会」
例会は、会員が一堂に会す長崎JCの活動で、最も基本的で且つ重要な会合であると位置付けられており、又、実施する活動・運動を効果的にするためには、会員一人ひとりがLOMの方向性を確認し、連帯感を持つことが重要です。そして、JAYCEEとして更なる自己研鑽を積み、豊かな未来を目指し行動する青年経済人として、英知と勇気と情熱を養っていく機会が必要です。
本年度は、会員に今まで以上に例会に対して「本気」で向き合っていただけるように、「会員参画型例会」を実施し、例会内で終始高いレベルを保った企画・運営を行います。そこでは、会員一人ひとりがLOMの方向性を確認し、連帯感を育むために、委員会報告・出向者報告の充実を図り、会員間での活発な意見交換や情報共有を行います。更に、会員の登壇回数や発言時間を増やすことで、市民の意識を変革させることのできる能力を育むための修練の場とします。又、参加した会員が長崎JCでの活動・運動に「本気」で参画していくための一助となり自己研鑽につながる企画を実施し、例会において会員の自発的な参画意欲につながる運営を行います。そして、新年懇親会を企画・実施し、来賓や特別会員の方々に本年度の方向性を知っていただき、現役会員が連帯感を持っておもてなしを行うことで、長崎JCへの更なるご理解とご協力をいただく機会とします。又、卒業式及び卒業生を送る夕べを企画・実施し、参加された方々の生涯記憶に残るような演出を行い、華々しく卒業生をお見送りします。
質の高い例会を行うことで、会員一人ひとりが「本気」で修練を積み、JAYCEEとしての英知を養い、成長することをとおして、市民の意識を変革させることのできる団体である長崎JCの飛躍につなげます。

2.事業計画及び日程

広報委員会事業計画書

委員長田口 一男

1.基本方針「地域変革にかける『本気』を会員や地域に伝播させる広報」
長崎JCが地域変革のために活動・運動を展開していくためには、全正会員に本年度の活動・運動を効果的に伝え、情報の共有を図り、共通の理念や方向性を全正会員で確認し、組織としての一体感を醸成する必要があります。又、地域の方々を巻き込んだ地域変革運動を進めるためには、対外に向けて長崎JCの活動・運動を認識していただき、更には共感していただく必要があります。
全正会員に対して長崎JCの活動・運動を伝えるとともに、記録紙としての役割を持たせたJCニュースを作成します。事業の準備段階から実施に至るまでを綿密に取材し、JCニュースに反映させることで、事業に対する情熱や想いを伝えます。取材にあたっては委員会メンバーで担当する委員会を分担することで、各委員会により密着した取材を行います。そして、対外広報としては特別会員に着目し、JCニュースを全特別会員に郵送します。過去の事業を振り返る記事を本年度実施される事業とともに掲載することで、特別会員に現在の長崎JCの活動・運動に関心や共感をいただきます。更には、長崎JCの活動・運動を思い返していただき、地域の人々へ長崎JCの活動・運動を伝播していただくきっかけとしていただきます。又、長崎JCWebサイトは対内外の方々にJCの活動・運動を知っていただく貴重な手段・窓口です。興味を持って閲覧していただけるように、各委員会と連携してタイムリーで分かりやすい事業情報を発信します。更には多くの方に閲覧いただけるSNSを通じて地域の方々とのつながりを深めます。
各種事業への情熱・想いの発信を通じて正会員へJC活動・運動に対する参画意識の向上を促し、地域変革運動につながる原動力にします。この「本気」の想いを更に地域の方々に届けることでより大きな地域変革となり、活気あふれる長崎の発展につなげます。

2.事業計画及び日程

 総務室

総務室運営方針

総務室長小野原 善一郎
長崎JC正会員は、組織としてそのルールに則り、それぞれ委員会の担いに対して本気で取り組み、現状に甘んじることなく率先して行動する必要があります。その際に組織の基盤が盤石でなければ、その成果も十分に得られることはできません。総務室は強固な組織運営のプラットフォームたる意識を持ち、長崎JCが多くの市民の意識を変革すべく行動していく体制を作ることが必要です。
組織の意思決定機関である総会、理事会及び友好JCとの定例会議など各種会議において、定款や規約、各種マニュアルなどで習得した知識を都度活用し、円滑に進行できる会議体を設営します。そして、これまでの知識や経験を元に滞りなく実施するとともに、改善を重ねより良いものへと進化させていきます。又、各室と積極的な連携を図り、正しい情報の共有を図るよう努めます。次に、長崎JC全ての正会員及び特別会員へ同質な情報を共有する機会を提供するとともに、その活用を徹底し円滑な組織運営や委員会運営の下支えをします。
 魅力的な組織とは、各人が能動的に活動し成果を発揮できる組織です。各人の魅力が組織の魅力増大へとつながる相乗効果へもつながります。我々の職務を全うすることで組織の盤石な基盤を築き上げ、長崎JCがより魅力的な組織になるよう目指します。

総務委員会事業計画書

委員長仲田 留奈

1.基本方針「組織運営の継承と発展のための改善」
長崎JCは地域を先導する組織として会員同士が議論を重ね、多様な運動を発信し続けてきました。今後も活発な組織を運営していくために、これまでの諸先輩方が築き上げた総務業務の手法を継承しつつ時流に沿った効率的な運営を目指していく必要があります。又、長崎JCの活動・運動を円滑に行うための下支えを徹底し、プラットフォームとしての役割を全うする責務があります。
長崎JCの意思決定機関である総会、業務執行機関である理事会は勿論、その他会議でも厳正かつ円滑な議会運営をします。理事会においては会議資料の事前配信を行い、その後の議事録作成では委員会で協力し作業を進めます。そして、議事録作成後全正会員へメール配信を行い長崎JCの核となる会議内容の周知を図ることで、業務執行に対する関心を高めます。次に、グループウェアを利用し、各種事業・委員会のスケジュール管理を今後も継続して行えるよう、全正会員へ積極的な活用方法の促進・指導を行い活発な運用を行います。又、総務・OBメールでは案内などを確実に郵送できるよう事前準備を徹底します。必要に応じて多くの会員に参加いただくように呼びかけを行い、依頼伝達、情報共有の場として有意義な時間を作り上げます。会員名簿や事業計画書・予算書並びに報告書などの作成では、委員会で細部まで確認を行い正確な作業を行います。我々の事業は諸先輩方が工夫し改善された継続事業が大半を占めますが、今後に継承するため更に改善できるよう考え活動します。そして、定款や規約を熟知し遵守していくことで会員の手本となるよう活動します。
総務業務の継承と改善は、長崎JCの活動・運動を支える基盤を更に強固にすることができます。その強固な基盤が全正会員の活動を支え、礎となっているという誇りを委員会メンバーで共有し粒粒辛苦活動していきます。

2.事業計画及び日程

 専務理事・常務理事・事務局

専務理事運営方針

専務理事山下 隆義
我々の郷土である長崎を取り巻く環境は厳しく、人口減少や人口流出そしてそれに伴う経済の縮小など地域そのものの存在を脅かす社会問題に直面しています。そのような危機的な状況の中で市民意識変革団体である我々長崎JCは地域の活性化のため、現状に甘んじることなく、市民に働きかけ率先して地域のために行動を起こしていかなければなりません。
地域のために行動することは、すなわち地域の複雑化した社会問題に立ち向かうことであり、長崎JCはその行動の中心となるべき存在であると確信しています。そして覚悟を持って本気で立ち向かう長崎JCの活動を効果的に最大限発揮させるためには、組織の構成として活動を担う確固たる意志を持った人材の存在や盤石な組織運営のプラットフォームが必要であると考えます。総務室及び事務局においてはその組織運営のプラットフォームをより強固に構築し、長崎JCの活動に対して間接的に寄与し、より効果的な組織運営につなげます。更には現在まで精錬されて続けてきた組織運営についても、引き続き改善を重ね、より高い次元のものへと昇華させます。
私は組織運営の要として、長崎JCに所属する一人ひとりの正会員が活躍できる舞台を提供することを最優先事項と考えて活動し、特に理事長においては補佐に務め、更に個人としては日々研鑽を図り、会員から信頼される専務理事を目標として第66年度を邁進します。

常務理事運営方針

常務理事山田 裕基
長崎は多くの社会問題をかかえており、我々のJC活動はそれらを改善すべく様々な活動を市民に先駆け行ってきました。そして、それらのJC活動を適切かつ円滑に行っていくためには会員一人ひとりが本気で活動できるための運営基盤が必要であり、運営を支えるための要が必要です。又、財務管理の面においても事業費の適切な管理はコンプライアンス上、必要不可欠です。
まず、LOMの活動が一年間をとおしてスムーズに行われるように理事長、専務理事と連携して、職務面の補助やLOMに関わる全てのスケジュール管理を徹底します。又、盤石な組織運営の基盤を構築するために、正副理事長及び各室と連携を図り、長崎JCがより良い運動を行えるよう補助していくとともに、事務局及び事務局員と連携し財務管理担当として事業費が適切に計上されているか精査し、執行後も決算書を確認します。又、他LOM、各協議会及び各種関係団体との窓口となり、会員に対して必要かつ正確な情報を収集、発信し、会員にとって活動しやすい環境を整えます。
会員にとって最善な運営基盤の構築、盤石な組織運営が行われたとき、会員一人ひとりが本気で取り組むことができる環境が作られ、長崎JCひいては長崎をより良く変革できる原動力の源になり得ると確信しています。

事務局事業計画書

事務局長馬郡 啓

1.基本方針「盤石な組織となるための事務局運営」
長崎JCには65年間に渡り諸先輩方が築き上げてきた歴史・伝統があります。「明るい豊かな社会」の実現のために会員一人ひとりがその歴史・伝統を学び継承しつつも、今以上に新たなことに取り組んでいかなければなりません。そして、地域に必要とされ、信頼される組織として発展し、次世代につなげていかなくてはなりません。そのためには、会員同士が一丸となって活動する必要があります。
会員同士のつながり、委員会活動の場となる事務局が快適に使用できるように、会員の皆様と積極的に交流を持ち、意見をいただきながら、改善すべきところは改善し、様々な情報を収集しながら会員にとって利用しやすい事務局を目指します。事務局は、長崎JCの事業を決定する理事会が執り行われる大切な場でもあります。会議がスムーズに進行することができるよう事務局の環境を整備します。又、事務局にはたくさんの写真や書類など長崎JCの歩みが収集、保存されています。それらを会員が活用しやすいように整理整頓のなされた環境を維持及び管理をします。そして、財務管理においては事務局員と連携し会員の会費が適切に使用されるよう管理します。更に、地域の団体、日本JC、各協議会及び他LOMと会員との窓口として情報収集及び提供を行うとともに出向者に対する支援も行います。そして、専務理事及び常務理事との綿密な連携を図り、理事長をサポートする体制及び委員長と連携を取ることで、会員一人ひとりが質の高いJC活動を行うことができるように、組織運営のサポートを行います。
会員がJC活動に集中することのできる環境整備、そして、各種サポートが事務局としての担いでありそれを全うすることにより、盤石な基盤が構築され、地域に信頼され必要とされる組織の礎となるよう努めていきます。

2.事業計画及び日程